座面サイドサポートの高いレカロSR-7を装着したことで、僕のJB23ジムニーの運転席はとても乗り降りがしにくくなりました。この悪くなった乗降性を改善するために、運転席にもアシストグリップを装着しました。後部座席についていたアシストグリップの流用です。
後部座席のアシストグリップを運転席に流用
乗降性を改善するために、運転席にもアシストグリップを装着しました。後部座席についていたアシストグリップの流用です。下の写真が、運転席側のサイドウインドウの上にアシストグリップを装着した様子です。
あらかじめ運転席側にも設けられている雌アンカー
JB23ジムニーには、標準で運転席にアシストグリップを備えたモデルやグレードは存在しません。しかしすべてのモデルやグレードで、アシストグリップを後から装着できるように準備がされています。
下の写真は運転席側のサイドウインドウの上部ですが、アシストグリップ装着用の雌アンカーがあらかじめ用意されており、純正状態ではそれがブラシ型クリップでプラグされています。これを利用して、後部座席のアシストグリップを運転席に移設します。
リフトアップ車やバケットシート装着車の乗降性向上
純正状態では、助手席と左右の後部座席の3席にアシストグリップが装着されており、運転席にだけアシストグリップがない状態です。当然のことながら、運転中のドライバーは悪路走行時ほどしっかりとステアリングを握る必要があるわけで、運転席側のアシストグリップは走行時には不要です。したがって純正状態では運転席側にはアシストグリップはついていないのでしょう。
にもかかわらず必要に応じて装着できるようになっているのは、リフトアップやバケットシート装着が想定されているということであり、このあたりはさすがジムニー、造りがレーシーです。一方、ほとんど使われることのない後部座席にアシストグリップが着いているのは、運転席に流用せよと言わんばかり。ありがたく運転席に移設しました。
運転席への乗降時には、右手でこのアシストグリップを、左手でステアリングホイールを掴むようにすれば、体勢は厳しいものの、とりあえず座面サイドサポートを潰すことなく乗り降りが可能です。無料でできる簡単なカスタマイズですが、セミバケットシートの乗降性を改善しつつ、座面サイドサポートを保護したい人にはおすすめです。